平成十三年十月二十八日



行幸とは天皇陛下がお出ましになることで、行啓とは皇后陛下が

お出ましになること、奉迎とはお迎えすること。即ち、両陛下のお出

ましをお迎えすることを、行幸啓奉迎と言います。
          
      (皆さんは、ご存知でしたか?恥ずかしながら私は知りませんでした。)


 
 平成13年10月28日新焼津港において、第21回全国豊かな海づくり大会が開催され、

天皇皇后両陛下がご臨席になられるということで、皇室にもゆかりのある(当然ですが)

日本武尊を御祭神とする焼津神社では、神輿でお迎えすることになりました。

このことについては、賛否両論、喧喧諤諤、ありましたが、

 「両陛下が焼津へ・・・などと言うことは、これから先まず無い事で、8月の例大祭以外、

 神輿を出すということも今回限り、100年に1度の事と言ってもよいでしょう。神輿渡御は、

 単なるイベントへの参加、観光客へのサービスと言ったものではなく神社として両陛下

 をお迎えする正式な祭事として行いたい。」

と言う神社側の強い意向があり、これを受けて通常の例大祭に関わる、祭典委員の中

から実行委員会が組織され、1年前から準備に取り掛かりました。

平成13年8月例大祭終了後、神輿の修繕も急ピッチで進められたのは当然の事ながら、

話し合いが進むうちやはり問題となったのは、警察からの規制でした。時はあたかも、

米国のテロ事件、日本においては、明石市の花火大会の事故等があり、警戒が、日に

日に強まっていましたから、無理もありませんが。

 人数は総勢600名、参加者はすべて、住所、氏名を登録し警察に届けました。神輿は

前日に御旅所へ運ぶことになりましたが、人手不足と交通事情を考え、40年ぶりに復活

した御所車で移動することに決定しました。

 度重なる実行委員の検討会、御所車の修繕、数回に及ぶ参加者への説明会、を経て

当日を迎えました。

 飛び入り参加は認めない、禁酒禁煙、会場と神社境内以外では、神輿をあおらない、

アンエートンの掛け声もだめという、異例中の異例と言った条件の中、おまけに一日中

大雨まで降り続いて、参加者には、本当に一生に一度の貴重な経験になったと思います。

 それでは、写真をご覧下さい。


10月21日 御所車試運転  

10月27日 御所車で神輿を北御旅所へ 

10月28日 本番 前編   後編

      行幸啓奉迎祭を終えて


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